こんにちは!けんけんです。
今回は、高ストレス環境下でも思考回路を止めず、深く考えるための方法をご紹介します。
私は以前、人命救助という非常にストレスのかかる仕事に就いていました。所属していた職場は特殊で、常に動きながら、考えながら判断しなければならない状況が続く業務内容でした。
仕事を始めたばかりの頃、私自身もストレスに弱く、思考が短絡的になる場面が多々ありました。ですが、自分を変えたいという思いから、訓練と思考の工夫を重ね、今ではかなり克服できたと感じています。
今回はその経験を通して得た考え方を、皆さんにもシェアさせてください。
緊張の原因のほとんどはイメージ不足である
いきなり強めな意見ですが(笑)、これは本当に大切なポイントです。
たとえば、「飛行機を使わずに、自分で作ったもので空を飛ぶ」ことを想像できますか?
完成品で空を飛んでいる姿は思い浮かべやすいかもしれません。でも、実際に機体を作ることを想像できる人は少ないはずです。鳥人間コンテストに出るような人なら別ですが、多くの人は「作る」ことのイメージが難しいのではないでしょうか。
つまり、イメージをいかに具体的にできるかが、緊張や不安の度合いを左右するのです。
私が現場で実践していたのは、以下のような「段階的なイメージトレーニング」です:
- 現場へ向かうまでの限られた時間で、スタートからゴールまでの流れをざっくりイメージする。
- そのイメージを、違う視点から2回繰り返す。
- 現場に着いた後の行動を、手先の動きまで細かくイメージする。
- その細かいイメージを、また違う視点から2回繰り返す。
この「大きな視点 → 小さな視点」へと徐々に掘り下げていくプロセスがとても重要です。
いきなり細部からイメージしようとすると、全体像が見えず、方向性を間違えてしまうリスクがあります。まずは大まかな流れを捉えてから、徐々に細部に入ることが、ストレスに負けない思考を育てる鍵です。
さらに、「違う視点で何度も繰り返す」ことも非常に大切です。一つの視点では見落とすリスクを、複数回の思考でカバーできます。回数を重ねることで、新たな気づきが生まれることも多々あります。
最後に
今回は、ストレス環境下でも思考を短絡的にしない方法の一例を紹介しました。
ストレスがかかると、人間は自然とシンプルな思考を選びがちです。時にはその方が安全である場合もありますが、冷静に判断する場面では、あえて思考を深める訓練が必要です。
今回の方法が、そんな場面でのヒントになれば嬉しいです。
普段の生活の中でも「思考回路を早く回す」意識を少し持ってみてください。
きっと、物事の見え方が少しずつ変わってくるはずです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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