自分と家族を守るために、「選択肢」を持ち続けるということ

お金のこと

こんにちは、けんけんです。
今日は、ある友人の出来事をきっかけに深く考えた「選択肢を持ち続けることの重要性」についてお話ししたいと思います。


◆ 高校時代の友人の話

最近、高校時代の友人が、精神的に追い込まれ仕事を長期休職せざるを得なくなった、という話を耳にしました。
彼は非常に真面目で責任感が強く、ずっと同じ会社で働き続けてきました。仕事は忙しく、余裕がない中でも家族を養うために努力を惜しまない姿勢は、本当に立派だと感じます。

しかし、話を聞いていて、私はひとつのことに危機感を覚えました。
それは「彼には今の職場以外に選択肢がない」ということです。


◆ 住宅ローン、家族、責任。そして、選択肢の消失

彼は自宅を購入しており、住宅ローンを抱えています。
「この職場で働き続けるしかない」と、まるで自分に言い聞かせるように繰り返していたそうです。
仕事を辞めるという選択肢は、もはや彼の中に存在していませんでした。

唯一の救いは、奥さんが教員として育児休業を取得しており、いずれ復職する予定だということ。
それでも、彼の中では「今の職場にしがみつくしかない」という思考になってしまっているようでした。


◆ 選択肢がないことは、非常に危険

この話を聞いて、私は強烈に感じました。
**「選択肢がないことは、非常に危険だ」**と。

選択肢がないということは、追い詰められたときに「逃げ道がない」ことと同じ。
どんなに頑張り屋であっても、人間には限界があります。
精神的に追い込まれても、経済的な理由から辞められない。
その状況は、本人にとっても、そして家族にとっても、とても苦しいものです。


◆ エッセンシャル思考の言葉が刺さる

このことに関連して、私が以前読んだ『エッセンシャル思考』という本の一節が、強く思い出されました。

「選択肢を持ち続ける努力をしないといけない。選択肢を捨てているのは、誰でもない自分自身だ。」

この言葉は本当に衝撃的でした。
私たちは、気づかぬうちに「これしかない」と自分で自分を縛りつけ、選択肢を一つずつ手放してしまうことがあります。
でも実は、その手放す行為そのものが“自分の選択”なんです。


◆ 他人に人生を握られていないか?

私たちは、誰かに雇われて働く中で、いつの間にか自分の人生を「他人の都合」に委ねてしまっていることがあります。
そうなると、選択肢の有無について考えることすらできなくなり、「このまま働き続けるしかない」と思い込んでしまいます。

だからこそ、意識的に「選択肢を持ち続ける」必要があるのです。


◆ バックアッププランの重要性

何においても、**バックアッププラン(代替案)**は必要です。
スマホも、仕事も、人生も。突然のトラブルは避けられない。
だからこそ、「いざというときの準備」は、今この瞬間から始めておくべきなのです。


◆ 私自身が現状に疑問を抱いた瞬間

私は今、会社員として働いています。
私の職場では、22時を過ぎても先輩たちが働いていることが当たり前。
誰も文句を言わず、ただ「人がいない」「予算がない」と口々に繰り返しています。
でも本当は、みんな「辞めたい」とどこかで思っている。
それでも、転職や副業などの「選択肢」を自分で作ろうとはしていない。

気づけば、定年退職までそのまま流れていく人が多い。
そんな姿を見て、私は強く思いました。

「このままでは、自分の人生を他人の都合で消耗させてしまう。」


◆ 副業と転職で選択肢を確保している今

私には4人の子どもがいます。
だからこそ、「自分と家族を守る」という視点を常に持ち続けています。

現在、副業である程度の収入を得られており、仮に収入が少し下がったとしても、時間的余裕のある職場へ転職して、副業と組み合わせて現在の生活水準を維持するイメージもできています。

今の仕事も、これまでは本気で取り組み、自分のやりたい部署でも働かせてもらいました。
しかし、結婚や出産といったライフステージが変わるたびに、「大事にしたいこと」も変わってきます。
だからこそ、その時々に合った「働き方」を選べる状態を作っておく必要があるのです。


◆ まとめ:「選択肢」は自分と家族を守る武器

今の環境に違和感を覚えたら、その感覚は無視してはいけません。
人生は一度きり。子どもとの時間、パートナーとの生活、そして自分の心と身体。
それらを守るために、**「選択肢を持つ努力」**を怠らないことが、未来の自分を救います。

今日の行動が、未来の自分と家族を救う。

少しでも違和感を覚えているなら、「自分の人生に他の道があるか?」と、自分に問いかけてみてください。
そして、小さな一歩でいいので、今日から動き出してみましょう。

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